看護の基礎を作ったナイチンゲール。その仕事と人生。 1820年に生まれたフローレンス・ナイチンゲールは、近代看護の基礎を作っイギリス人の女性です。クリミア戦争が起こると、訓練された看護婦チームを率い、現地のイギリス軍の病院で活動しました。 傷ついた兵士たちを看護するほか、病院の施設や衛生状況を改善するなど、看護の基本を作ったのです。看護学校での看護婦の養成や、職業としての地位向上にも尽力しました。 (小学上級から。すべての漢字にふりがなつき)
●1893年、山梨県に生まれる。東洋英和女学院高等科卒業。英語教師を勤めた後、編集者に。英米児童文学の古典的作品の翻訳で活躍し、訳書に『赤毛のアン』シリーズ、『王子と乞食』『少女パレアナ』など多数。童話集に『たんぽぽの目』など。1932~41まで現NHK東京放送局のラジオ番組『コドモの新聞』コーナーで「ラジオのおばさん」として親しまれた。1968年死去。
●イラストレーター。三重県生まれ。東京芸術大学美術学部デザイン学科卒業。書籍のカバー、挿絵、雑誌のイラストを手がけている。おもな作品に、『夏の祈りは』(須賀しのぶ)、『サトコのパン屋、異世界へ行く』(塚本悠真)『明治・妖モダン』(畠中恵)などがある。
橋本るい ナイチンゲール