内容紹介
男は黙ってよく働いている
だいじにしなければなあと思う
歿後30年。
「男」をめぐる初の随筆選。
羅臼の鮭漁、森林伐採、ごみ収集、救急医療、下水処理、少年院、橋脚工事ーー
日常の暮らしを支える現場で働く男性たちに注ぐ、やわらかく細やかな眼差し。
現場に分け入り、プロフェッショナルたちと語らい、自身の目で見て体感したことのみを凜とした文章で描き出す、行動する作家・幸田文の随筆の粋。
(収録作品)
男(濡れた男/確認する/切除/火の人/傾斜に伐る/都会の静脈/まずかった/ちりんちりんの車/救急のかけはし/並んで坐る/橋)
ちどりがけ
当世床屋譚
植える
出合いもの
いい男
男のひと
素朴な山の男
男のせんたく
男へ
目次
- 男(濡れた男/確認する/切除/火の人/傾斜に伐る/都会の静脈/まずかった/ちりんちりんの車/救急のかけはし/並んで坐る/橋)
- ちどりがけ
- 当世床屋譚
- 植える
- 出合いもの
- いい男
- 男のひと
- 素朴な山の男
- 男のせんたく
- 男へ
製品情報
製品名 | 男 |
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著者名 | 著:幸田 文 |
発売日 | 2020年07月13日 |
価格 | 定価 : 本体1,500円(税別) |
ISBN | 978-4-06-520376-7 |
判型 | A6 |
ページ数 | 208ページ |
シリーズ | 講談社文芸文庫 |
初出 | 本書は『幸田文全集』第二巻、第一〇巻、第一一巻、第一三巻、第一四巻、第一五巻、第二〇巻、第二一巻(1995年1月~1996年8月、岩波書店刊)を底本として使用しました。 |