なるほどこう書けばよかったのか! ベストセラー科学書の著者が、東大で教えている一生ものの文章講座。これでもう文章で悩まない!
理系にとって「いい文章」とは何か?
読みやすさ、論理、わかりやすさ……名サイエンス作家としても知られる著者が、東京大学での「科学技術ライティング論」の講義をもとに書いた「文章術」の決定版!
さまざまな視点から文章の創作について実例と設問をまじえ考察しながら、具体的に指南する。
論文やレポート、報告書など、理系に文章力が必要とされるさまざまな場面において、もっとも効率的、かつ効果的に自分の意図を伝える文章とは?
第1章では、文章創作にとってもっとも大事なこととは何かを考察する。
第2、3章では、接続表現、能動と受動、簡潔な文章の創作、主語・述語など、細かなトピックスごとに実例を紹介し、それぞれの設問に答えるかたちで読者は文章創作を学んでいく。
第4章では、<パラグラフ・ライティング>という英作文のために考案された文章創作法を応用し、具体的手法を学びながら、パラグラフの構築、さらには長文を記述するための手段を学んでいく。
第5章では、実際に論文記述のために必要な論理構築を、帰納、演繹、アダクション、アドホックなどのキーワードを元に、例文と設問により身につけていく。
最終章では、これまで見てきた文章創作手法を、俯瞰的な視点から再度検証し、理系における良い文章とは何か? 本書の主題に戻り確認する。
これまで感覚的なものとして捉えられてきた「良い文章」という概念、そして「文章の創作」を、理系向けに精緻に検証し、その実践方法を伝授する! 論理的で伝わる文章は誰にでも書けるんです。
--目次--
はじめに
第1章 読者
第2章 論理と接続
第3章 わかりやすい文章
第4章 パラグラフ・ライティング
第5章 科学ライティング
第6章 科学と社会の架け橋
おわりに
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