サージウスの死神

講談社文庫
サージウスノシニガミ
  • 電子あり
サージウスの死神
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内容紹介

徹夜明けの仕事帰り、俺はビルの屋上から飛び降りてきた男となぜか目が合った。男はすぐに目の前のアスファルトの上でぐちゃぐちゃになった。警察の取り調べを受け、男の側頭部に3センチくらいの穴が開いていたと聞かされる。警察から解放された俺は、着替えを持ってきてくれた会社の同僚と地下カジノ「freeze」に繰り出すことにした。早速ルーレットへ。初日は負けたが俺はルーレットが気に入り、しばしばfreezeを訪れるようになる。300万円近く負けて俺は勝負に出た。そして預金のすべてを失った。会社にも行かず、俺は借金をしてルーレットに賭け続けた。ルーレット台にかじりつきホイールを凝視していると、突然影が落ちてきて数字の形になった。頭蓋骨から焔がこぼれ「26」という数字が見えた。一数字賭けに勝った。その後俺は家に戻らなくなった。カネは狩るものだと理解し、勝つことに徹底した。俺は賭けて、生きのびることができる。なぜなら、頭蓋骨のなかに「数」を飼っているからだ。あの男と目が合ってから……。

製品情報

製品名 サージウスの死神
著者名 著:佐藤 究
発売日 2020年04月15日
価格 定価 : 本体600円(税別)
ISBN 978-4-06-519280-1
判型 A6
ページ数 224ページ
シリーズ 講談社文庫
初出 2005年5月に、小社より刊行。文庫化にあたり、一部を加筆・修正した。

著者紹介

著:佐藤 究(サトウ キワム)

1977年福岡県生まれ。2004年に佐藤憲胤名義で書いた『サージウスの死神』が第47回群像新人文学賞優秀作となりデビュー。’16年『QJKJQ』で第62回江戸川乱歩賞を受賞。’18年、受賞第一作の『Ank:a mirroring ape』(本作)で第20回大藪春彦賞および第39回吉川英治文学新人賞のダブル受賞を果たす。

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