内容紹介
仕えた主人を殺し、天下の将軍を暗殺し、東大寺の大仏殿を焼き尽くすーー。
民を想い、民を信じ、正義を貫こうとした」青年武将は、なぜ稀代の悪人となったか?
時は天正五年(1577年)。ある晩、天下統一に邁進する織田信長のもとへ急報が。信長に忠誠を尽くしていたはずの松永久秀が、二度目の謀叛を企てたという。前代未聞の事態を前に、主君の勘気に怯える伝聞役の小姓・狩野又九郎。だが、意外にも信長は、笑みを浮かべた。やがて信長は、かつて久秀と語り明かしたときに直接聞いたという壮絶な半生を語り出す。
貧困、不正、暴力…。『童の神』で直木賞候補となった今最も人気の若手歴史作家が、この世の不条理に抗う人すべてへ捧ぐ、圧巻の歴史巨編!
©Shogo Imamura
製品情報
製品名 | じんかん |
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著者名 | 著:今村 翔吾 |
発売日 | 2020年05月27日 |
価格 | 定価 : 本体1,900円(税別) |
ISBN | 978-4-06-519270-2 |
判型 | 四六変型 |
ページ数 | 514ページ |
初出 | 『小説現代』2020年4月号。単行本化に際し、大幅に加筆、修正。 |
お知らせ・ニュース

受賞作
『じんかん』…第11回 山田風太郎賞 受賞 (2020.10.16)