内容紹介
五十手前で妻を亡くし、息子をも事故で失った郡方の高瀬庄左衛門。
老いゆく身に遺されたのは、息子の嫁だった志穂と、手すさびに絵を描くことだけだった。
寂寥と悔恨を噛みしめ、韜晦の日々を送るが、それでも藩の政争の嵐が庄左衛門を襲う。
「決戦!小説大賞」でデビューし、文芸評論家・縄田一男氏に「新人にして一級品」と言わしめた著者。
藤沢周平、乙川優三郎、葉室麟ら偉大なる先達に連なる、人生の苦みと優しさ、命の輝きに満ちた傑作時代長編!
製品情報
製品名 | 高瀬庄左衛門御留書 |
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著者名 | 著:砂原 浩太朗 |
発売日 | 2021年01月20日 |
価格 | 定価 : 本体1,700円(税別) |
ISBN | 978-4-06-519273-3 |
判型 | 四六変型 |
ページ数 | 338ページ |
初出 | 「おくれ毛」は小説現代2018年8月号初出。その他の章は書き下ろしです。 |