内容紹介
田舎風のばらずしをこしらえるのに、ちょっと似ている――
七十編に及ぶ随筆を一冊にまとめる工程を、著者はあとがきでそんなふうに表現した。
家庭でのできごと、世相への思い、愛する文学作品、敬慕する作家たち――
それぞれの「具材」が渾然一体となり、著者のやわらかな視点、ゆるぎない文学観が浮かび上がる。
充実期に書かれた随筆群を集成した、味わい深い一書。
製品情報
製品名 | 庭の山の木 |
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著者名 | 著:庄野 潤三 |
発売日 | 2020年02月12日 |
価格 | 定価 : 本体1,850円(税別) |
ISBN | 978-4-06-518659-6 |
判型 | A6 |
ページ数 | 352ページ |
シリーズ | 講談社文芸文庫 |
初出 | 本書は『庭の山の木』(冬樹社・1973年5月刊)を底本としました。 |