時は大正。帝国主義が台頭し大衆文化が華やいだ裏で、残虐非道・理解不能な怪事件が多発した鮮血の時代。「特殊脳犯罪対策班ゲヒルン」、ついに解体! 居場所を失った知解子は、ゲヒルン解体の裏に班長・片目金之助の思惑(クーデター)があることに気づく。抵抗を試みるも、恐るべき計画は修復不可能なレベルで動きだしていたーー。 猟奇思想犯〈サイコ〉を狩る超常的知能者〈サイコ〉たち「特殊脳犯罪対策班ゲヒルン」の美しくも醜悪な犯罪捜査活劇、これにて完結。
作家。現実に起こりうるコンピュータ犯罪とミステリを融合させた“サイバーミステリ”ジャンルを新たに開いた。代表作に『ウルトラハッピーディストピアジャパン 人工知能ハビタのやさしい侵略』、『サイバーセキュリティ読本【完全版】 ネットで破滅しないためのサバイバルガイド』(星海社)など。Twitter@K_Ichida
漫画家。2010年に「非日常的な何気ない話」で第57回ちばてつや賞佳作を受賞し、2011年に『鬼灯の冷徹』にてデビュー。本作で初の装画を手掛ける。