内容紹介
孤高のミュージシャン、そして小説家。
魂の最新長編書き下ろし。
「十四歳。私は父を殺すことに決めた」
孤独と怒りを抱えた少女が、崩壊寸前の家族を捨て、
全寮制の中学校へ行くのは圧倒的なひらめきだった。
家を出て行った父と、それを受け止めた母、静かに悲しむ弟。
四人家族の輪から最初に抜けたのは、私。
それでも私は「父親」という存在にいつまでも囚われている。
許せない、苦しい、わかってほしい。
私は「特別な子ども」になりたかったーー。
「この話を書かずに、のうのうと作家人生を送れたら良かったのにーー黒木渚」
4年ぶりフルアルバム「檸檬の棘」同名小説、ついに刊行!
製品情報
製品名 | 檸檬の棘 |
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著者名 | 著:黒木 渚 |
発売日 | 2019年11月07日 |
価格 | 定価 : 本体1,400円(税別) |
ISBN | 978-4-06-517754-9 |
判型 | 四六 |
ページ数 | 170ページ |