講談社の「高齢ドライバーと歩む」シリーズの「青本」。
池袋で乗用車が暴走し、母子2人の尊い命が奪われたり、千葉県市原市の公園に車が突っ込み、園児をかばった30代の保育士が重傷を負うなど、高齢ドライバーによる交通事故があとをたたず、連日、ニュースでもこれらの対策が論じられている。
高齢ドライバー(65歳以上)は過去10年間で約2倍に増加し、現在なんと1700万人以上。75歳以上でも513万人が運転免許を保有。また、75歳以上の運転者による死亡事故について、件数自体は10年間ほぼ横ばいで推移しているものの、全体に対する構成比は上昇傾向にあり、平成28年は全体の13.5%を占めている(内閣府「交通安全白書」)。
早期の免許返納を促す声が上がる一方、生活の足である車を手放せない高齢者たちの実情に配慮する意見も多い。
この「50日間ドリル」は、35万部のベストセラーを持つ加藤俊徳氏の監修のもと開発。安全運転にまつわるイラスト問題や計算問題をゲーム感覚で解くことで、運転に必要な記憶力、注意力、判断力、柔軟性、決断力、を養い、認知症予防につなげていく。毎日トライして、50日間続けると、自然に「運転脳力」がアップするドリルである。また、認知症とは無関係の中年層にとっても、脳を若返らせる効果を得られるよう作られている。
さらに、75歳以上に課せられる「認知機能検査」の解説やイラスト全パターンを掲載。安全で確実な「認知機能検査」の合格をバックアップする。
監修者はベストセラー『脳の強化書』ほか多くの著書を持つ脳科学者、加藤俊徳。株式会社「脳の学校」代表、加藤プラチナクリニック院長のかたわら、昭和大学客員教授も務める。
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