内容紹介
人と人はつながっている。
たとえ、どこの誰だか知らなくても。
2019年本屋大賞第2位『ひと』の俊英、会心作!
「親御さんと、こう、親しすぎるんじゃないかと」
室屋忠仁、38歳。少年サッカークラブでコーチのボランティアをしていたが。
「こんなふうになるからもう無理だってこと」
春日真波、28歳。デート中、鈍い彼氏にきつくあたってしまったら。
「おれなら土下座だってしますけどね」
田村洋造、52歳。25歳の息子が女子高校生と付き合い、その父親に呼び出されて。
「何とかするよ。百万で、いいかな?」
国崎友恵、52歳。息子の就職の口利きのため、お金が必要に。
人は人を傷つける。けれど、予期せぬ「縁」がそれを救うこともある。
地味だからこそ心にしみて、ホッとする。
疲れたときこそ読んでほしい、あたたかな読後感!
目次
- 霧
- 塵
- 針
- 縁
- 終
製品情報
製品名 | 縁 |
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著者名 | 著:小野寺 史宜 |
発売日 | 2019年09月19日 |
価格 | 定価 : 本体1,450円(税別) |
ISBN | 978-4-06-517021-2 |
判型 | 四六変型 |
ページ数 | 274ページ |