共形場理論入門 基礎からホログラフィへの道
キョウケイバリロンニュウモンキソカラホログラフィヘノミチ
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内容紹介
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量子力学から知識がつながる、「共形場理論(CFT)」の清新な入門書!
素粒子・宇宙・物性にわたる物理学の幅広い分野で、いま共形場理論(conformal field theory; CFT)がホットトピックとなっている。場の量子論の基礎からホログラフィの近年の応用まで、理論研究者にとっての“新常識”を説く。学部上級生・大学院生レベルから導入を図る、新しい入門書。
【主な内容】
第1章 場の量子論の基礎
第2章 一般次元の共形場理論
第3章 2次元の共形場理論
第4章 ビラソロ代数の表現
第5章 ミニマル模型
第6章 カレント代数とコセット模型
第7章 W代数とその表現
第8章 ホログラフィの基礎
第9章 高階スピン重力とホログラフィ
目次
- 第1章 場の量子論の基礎
- 1.1 背景時空の対称性
- 1.2 相関関数の経路積分表示
- 1.3 作用と対称性
- 1.4 相関関数と対称性
- 1.5 角運動量
- 第2章 一般次元の共形場理論
- 2.1 一般次元の共形対称性
- 2.2 準プライマリ場とその変換性
- 2.3 相関関数への制約
- 2.4 エネルギー運動量テンソル
- 第3章 2次元の共形場理論
- 3.1 2次元の共形対称性
- 3.2 プライマリ場と相関関数
- 3.3 共形ワード・高橋恒等式
- 3.4 エネルギー運動量テンソルの変換則
- 3.5 自由ボソンの理論
- 3.6 自由フェルミオンの理論
- 第4章 ビラソロ代数の表現
- 4.1 動径量子化とビラソロ代数
- 4.2 場と状態の対応
- 4.3 ディセンダント場
- 4.4 演算子積展開
- 4.5 共形ブロック展開とブートストラップ法
- 第5章 ミニマル模型
- 5.1 縮退表現と特異ベクトル
- 5.2 ユニタリ性とカッツ行列式
- 5.3 フュージョン則
- 5.4 ミニマル模型
- 5.5 超共形場理論への拡張
- 第6章 カレント代数とコセット模型
- 6.1 リー代数
- 6.2 カレント代数
- 6.3 正規順序
- 6.4 エネルギー運動量テンソル
- 6.5 コセット模型
- 第7章 W代数とその表現
- 7.1 W代数の導入
- 7.2 線形ディラトン模型
- 7.3 ビラソロ代数の自由場表示
- 7.4 W代数の自由場表示
- 7.5 W代数の表現
- 7.6 縮退表現とミニマル模型
- 第8章 ホログラフィの基礎
- 8.1 反ド・ジッター空間と対称性
- 8.2 超弦理論とDブレーン
- 8.3 AdS/CFT対応の定性的な導出
- 8.4 AdS/CFT対応の写像
- 第9章 高階スピン重力とホログラフィ
- 9.1 高階スピンゲージ理論
- 9.2 3次元の高階スピン重力
- 9.3 境界近傍における漸近対称性
- 9.4 超弦理論における高階スピン対称性
- 9.5 3次元のO(N)ベクトル模型とその対応
- 9.6 2次元のWN代数のミニマル模型とその対応
製品情報
製品名 | 共形場理論入門 基礎からホログラフィへの道 |
---|---|
著者名 | 著:疋田 泰章 |
発売日 | 2020年07月22日 |
価格 | 定価 : 本体4,000円(税別) |
ISBN | 978-4-06-520510-5 |
判型 | A5 |
ページ数 | 208ページ |
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