フリーライターの速見卓は、出版社の依頼で奈良の二上山を訪ねる。尾根道で速見は、翔ぶように速く歩く女性を見かける。さらに、仁徳稜の広場で法被を着た「へんろう会」の人々の中に彼女を見出し、強い興味を抱く。へんろう会は山の民の末裔たちの集まりで、翔ぶ女はその流れをくむ天武仁神講の講主・葛城天狼の娘の哀だとわかる。そして、それらの民を国家に組み込もうとした、明治維新後の日本政府の暗部が浮かび上がる……。
©Hiroyuki Itsuki
わたしの本はすぐに終る 吉本隆明詩集
吉本 隆明
感情麻痺学院
前川 裕
死んだ山田と教室
金子 玲介
無間の鐘
高瀬 乃一
霧
桜木 紫乃
鬼怒楯岩大吊橋ツキヌの汲めども尽きぬ随筆という題名の小説
西尾 維新
命日 六つの愛の物語
瀬戸内 寂聴
限定愛蔵版 ぼくのメジャースプーン
辻村 深月
月ぬ走いや、馬ぬ走い
豊永 浩平
伯爵と三つの棺
潮谷 験
眼鏡屋 視鮮堂 優しい目の君に
桜井 美奈
湯けむり食事処 ヒソップ亭3
秋川 滝美