内容紹介
78歳の忍(おし)ハナは夫岩造と東京の麻布で営んでいた酒店を息子雪男に譲り、近所で隠居生活をしている。
年を取ることは退化であり、人間60代以上になったら実年齢に見られない努力をするべきだ、という信条を持つハナは美しさと若さを保っており、岩造は「ハナと結婚してよかった」が口癖の穏やかな男だ。
雪男の妻由美には不満があるが、娘の苺や孫の雅彦やいづみにも囲まれて幸せな余生を過ごしているハナだったが、ある日岩造が倒れたところから、思わぬ人生の変転が待ち受けていた。
人は加齢にどこまで抗えるのか。どうすれば品格のある老後を迎えられるのか。
『終わった人』でサラリーマンの定年後の人生に光を当てた著者が放つ新「終活」小説!
製品情報
製品名 | すぐ死ぬんだから |
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著者名 | 著:内館 牧子 |
発売日 | 2018年08月23日 |
価格 | 定価:1,705円(本体1,550円) |
ISBN | 978-4-06-512585-4 |
判型 | 四六変型 |
ページ数 | 330ページ |
初出 | 本書は「小説現代」2017年12月号~2018年3月号に連載したものに加筆しました。 |
お知らせ・ニュース

映像化
TVドラマ|「すぐ死ぬんだから」 2020年8月23日よりNHK BSプレミアム、NHK BS4Kにて毎週日曜22:00~ 放送
原作:『すぐ死ぬんだから』
著:内館牧子
プレミアムドラマ「すぐ死ぬんだから」<全5回>
出演:三田佳子、小野武彦、溝端淳平、松下由樹、村杉蝉之介、安藤玉恵、田中哲司、小松政夫、余貴美子 ほか
著:内館牧子
プレミアムドラマ「すぐ死ぬんだから」<全5回>
出演:三田佳子、小野武彦、溝端淳平、松下由樹、村杉蝉之介、安藤玉恵、田中哲司、小松政夫、余貴美子 ほか