創造の星 天才の人類史

講談社選書メチエ
ソウゾウノホシテンサイノジンルイシ
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創造の星 天才の人類史
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内容紹介

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目次

  • はじめに
  • 第一章 魔術と科学のあいだの揺動:15~17世紀
  • 1 ルネサンスの創造的非理性
  • 2 魔女狩り
  • 3 魔女狩りと闘う医師ヴァイヤー
  • 4 ケプラーの神秘天文学
  • 5 魔術と科学のあいだ
  • 第二章 非理性の噴出:18世紀
  •  1 スウェーデンボルグ問題
  •  2 無意識の発見
  •  3 モーツァルトという陰翳
  •  4 反復するラプトゥス (1):ベートーヴェンの場合
  •  5 反復するラプトゥス (2):ヘルダーリンの場合
  •  6 ラプトゥス、その病理性と生命性
  • 第三章 アポロンとディオニュソスの相剋:19世紀
  •  1 《第九》以後に創造すること
  •  2 ロマン主義芸術のラプトゥスに襲われた世代
  •  3 夢幻恍惚と痙攣発作と
  •  4 癲癇/ヒステリー/緊張病
  •  5 ボードレールにとってのドラクロワ
  •  6 ヴァーグナーとボードレール
  •  7 『罪と罰』出現以降の創造
  •  8 印象派絵画の悪夢
  •  9 ゴッホはモネをどう見ていたか
  •  10 《ニーベルングの指環》全曲初演
  •  11 ヴァーグナー問題と〈ヒステリー〉問題
  •  12 『カラマーゾフの兄弟』の出現
  • 第四章 非理性の稲妻:20世紀への架橋
  •  1 ニーチェの場合
  •  2 いかなる「病気」がニーチェを創造者にし、そして破壊したのか
  •  3 ゴッホの場合
  •  4 『夢解釈』の出現
  •  5 シュレーバーは妄想者か、夢幻者か
  •  6 ニジンスキーという現象
  •  7 超人の舞踏と〈緊張病〉
  • 第五章 人類のゆくえ:20世紀以降
  •  1 『自我とエス』
  •  2 創造する連帯の舞台としての〈エス〉
  •  3 ナチズム
  •  4 ヤスパースの歴史眼
  •  5 来たるべき「枢軸時代」の兆候?
  •  6 「カラマーゾフシチナ」の現代性
  •  7 「枢軸時代」と「反-枢軸時代」
  •  8 「反ー枢軸時代」の不透明性を生きる
  • 書 誌
  • あとがき
  • 人名・作品名索引

製品情報

製品名 創造の星 天才の人類史
著者名 著:渡辺 哲夫
発売日 2018年08月12日
価格 定価:2,035円(本体1,850円)
ISBN 978-4-06-512668-4
通巻番号 681
判型 四六
ページ数 328ページ
シリーズ 講談社選書メチエ

著者紹介

著:渡辺 哲夫(ワタナベ テツオ)

1949年、茨城県生まれ。東北大学医学部卒業(医学博士)。都立松沢病院、東京医科歯科大学、栗田病院、稲城台病院などを経て、現在、いずみ病院(沖縄県うるま市)勤務。専門は、精神病理学。
主な著書に、『シュレーバー』(筑摩書房)、『死と狂気』(ちくま学芸文庫)、『〈わたし〉という危機』(平凡社)、『20世紀精神病理学史』(ちくま学芸文庫)、『祝祭性と狂気』、『フロイトとベルクソン』(以上、岩波書店)など。
主な訳書に、ジークムント・フロイト『モーセと一神教』(ちくま学芸文庫)、ダニエル・パウル・シュレーバー『ある神経病者の回想録』(講談社学術文庫)など。

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