青い鳥文庫 30周年記念
●星の王子さま
サン=テグジュペリ/作 三田誠広/訳
「お願い……。ヒツジの絵を描いて。」「なんだって?」「ヒツジの絵を描いて。」雷が落ちたみたいにおどろいたよ。立ちあがって目をこすり、声のしたほうを見つめた。するとそこには、とてもふうがわりな、小さな貴公子がいて、悲しそうにこちらを見ていた(本文より)。こんなふうに、目の前にふいに現れた王子さまこそ、小さな星の王子さまなのです。
●新装版 赤毛のアン
L.M.モンゴメリ/作 村岡花子/訳 HACCAN/絵
りんごの白い花が満開の美しいプリンスエドワード島にやってきた、赤毛の孤児の女の子。夢見がちで、おしゃべり、愛情たっぷりのアンが、大まじめで巻きおこすおかしな騒動でだれもが幸せに――。アン生誕100周年をむかえ、おばあちゃんも、お母さんも読んだ、村岡花子の名訳がよみがえりました。世界一愛された女の子、アンとあなたも「腹心の友」になって!
●新装版 リトルプリンセス―小公女―
バーネット/作 曽野綾子/訳 藤田香/絵
インドで育ったセーラは、寄宿先のロンドンで、大好きな父親が亡くなったことを知る。無一文になっても「プリンセスのように」やさしく、楽しい想像力でいっぱいのセーラ。それでも、とうとうくじけそうになったある日、いつも夢見ていた魔法がやってきて……。ダイヤモンド鉱山はほんとうにあったの?魔法使いはほんとうにいたの?永遠の名作「小公女」を美しい日本語で。
●十五少年漂流記
ジュール=ベルヌ/作 那須辰造/訳 金斗鉉/絵
あれくるう南半球の海上で、1そうの船がさまよっていた。乗船者は15人の少年だけ!――漂着したのは名も知れぬ無人島だった。なにもない島の中で、知恵を出しあって生きぬかなければならなかった。――感情の対立や助けあう心を、少年たちの共同生活を通してえがく、胸ときめかせる長編冒険小説。
※小学中級から
+ もっとみる