5年前、かわいい娘が生まれ、真紀子は幸せだった。だが今、娘は真紀子のいうことを聞かなくなり、夫は同じ家にいるのに身体に触れてないどころか会話もまともにしていない。そんな日常に疲れきっていた真紀子は、ある日クローゼットの奥からしまい込んでいた一眼レフのカメラを見つけ出した。学生時代、ファインダー越しに見た世界は、真紀子の胸をときめかせてくれた。きっと幸せな時間が戻ってくる。それが罪の始まりだった!