スマートフォンなどモバイルデバイスが急速に普及し、巨大化するクラウドビジネスが通信の世界を呑み込む現代。日本最大の通信事業者・NTTグループはどんな戦略を採ろうとしているのか。同グループのトップなど日米で数十人の企業幹部にインタビューを重ね、見えてきたのは、グローバル化と多角化を指向する一大コングロマリットの姿だった! クラウドコンピューティングを熟知したジャーナリストが近未来の組織と世界を描く。
1956年、福岡県生まれ。京都外国語大学卒業後、海外の新聞記者などを経て、米国のインターネット、通信業界を専門とするフリージャーナリスト/リサーチャーに。米サンフランシスコ郊外在住。早稲田大学非常勤講師、早稲田大学IT戦略研究所客員研究員、国際大学GLOCOM上席客員研究員などを歴任。著書に『クラウドの未来 超集中と超分散の世界』(講談社現代新書)、『電子小売店経営戦略 日本にはなかった! 米国に学ぶ 経験則を情報化せよ! 』『第二世代B2B オープンS2Sに向かう企業情報戦略』(共にインプレス)などがある。「現代ビジネス」「日本経済新聞電子版」「映像新聞」「WISDOM」などで連載を持つほか、「インターネット白書」「ケータイ白書」などへの特別レポートや、各種技術動向調査レポートも執筆。