祖父徳川家康の下知に抗い、大敗を喫した松平忠直。国に戻り、会いに行ったのは一人の女だった。次の戦が始まろうとするとき、「手柄を立てろ」と女は言う。 祖父家康の下知に抗い大敗を喫した松平忠直。国に戻り会いに行ったのは一人の女だった。次の戦が近づき、「手柄を立てろ」と女は言う
1979年愛知県生まれ。愛知大学文学部史学科卒業。2007年『桃山ビート・トライブ』で第20回小説すばる新人賞を受賞し、作家デビュー。2013年『破天の剣』で第19回中山義秀文学賞を受賞。他の著書に『風吹く谷の守人』『戊辰繚乱』『信長 暁の魔王』『覇道の槍』など。