大河の一滴

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大河の一滴
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内容紹介

どんなに前向きに生きようとも、誰しもふとした折に、心が萎えることがある。だが本来、人間の一生とは、苦しみと絶望の連続である。そう“覚悟”するところからすべては開けるのだ――。究極のマイナス思考から出発したブッダや親鸞の教え、平壌で敗戦を迎えた自身の経験からたどりついた究極の人生論。〈心の内戦〉に疲れたすべての現代人へ贈る、強く生き抜くためのメッセージ。

目次

人はみな大河の一滴
 なぜかふと心が萎える日に
 人生は苦しみと絶望の連続である
 ブッダは究極のマイナス思考から出発した
 なにも期待しないという覚悟で生きる
 小さな人間像への共感
 少年のころ大同江のほとりで感じたこと
 人は死んだらどこへいくのか
 「地獄は一定」と思いたい
 大河の一滴としての自分を見つめて

滄浪の水が濁るとき
 「善キ者ハ逝ク」という短い言葉
 屈原の怒りと漁師の歌声
 この世に真実はないのか
 水が濁ったときには足を洗えばよい

反常識のすすめ
 内なる声を聴くということ
 科学は常に両刃の剣である
 他人とちがうただひとりの自己
 腹八分から腹五分へ

ラジオ深夜一夜物語
 私たちは〈心の内戦〉の時代に生きている
 自分を憎む者は他人を憎む
 現実から消えた最期の風景
 人は死ぬのではない、死んでいくのだ
 命をささえる見えない力
 生の手ごたえを実感して生きる
 あれか、これか、の選択ではなく
 黄金時代を遠くはなれて
 たゆまぬユーモアは頑健な体をしのぐ
 かつて〈体〉と〈心〉は一致して人間をつくっていた
 体のなかの辺境を大切に生きる
 歯の一本一本にも人間の魂が宿る
 去っていく老子の残したなぞなぞ
 〈布施行〉とボランティア
 原始の人間が最初に発したもの
 原始人の呪術と現代医学
 方言は父や母からの贈り物
 ものを言え、言え、と蓮如は言う
 語らざれば憂いなきに似たり
 面授が伝えるいきいきとした心
 『出家とその弟子』のちょっとした対話
 いつかおとずれてくる本当のさびしさ
 優雅なる下山のやりかたを求めて
 癌の立場から見えてくるもの
 寛容(トレランス)のすすめ

応仁の乱からのメッセージ
 〈インナー・ウォー〉の時代に
 命の重さが実感されなくなった
 応仁の乱前夜に似ている今
 もし親鸞が生きていたとしたら
 〈励まし〉だけでは救われない魂をどうするか

あとがきにかえて

製品情報

製品名 大河の一滴
著者名 著:五木寛之

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