読売新聞の検察担当記者が逮捕された。スクープを連発していた立松和博が汚職事件を追っているなかで、記事が誤報だとされ捕まったのだ。しかし、これにはウラがあった。検察内部で熾烈な権力闘争が繰り広げられており、検察は情報源をあぶり出そうと、立松に罠を仕掛けたのである。逮捕された立松は情報源を決して明かすことはなかった。しかし読売新聞社は検察に妥協してしまう。新聞記者とはどうあるべきかを問う著者の代表作
俺たちはどう生きるか 現代ヤクザのカネ、女、辞め時
尾島 正洋
国民は知らない「食料危機」と「財務省」の不適切な関係
鈴木 宣弘,森永 卓郎
所有とは何か
ピエール=ジョゼフ・プルードン,伊多波 宗周
職場を腐らせる人たち
片田 珠美
プライド2 捜査手法
濱 嘉之
マックス・ウェーバー研究 比較研究としての社会学
金子 栄一
南海トラフ巨大地震 1
よしづき くみち,biki
異次元緩和の罪と罰
山本 謙三
君はどう生きるか
鴻上 尚史
木島日記 もどき開口(上)
大塚 英志,森 美夏
比較社会経済史(歴史学叢書) イスラム・ビザンツ・西ヨーロッパ
Cl・カーエン,渡辺 金一,加藤 博
蠟燭は燃えているか
桃野 雑派
早稲田大学政治経済学部新聞学科を卒業後、55年に読売新聞社入社。社会部記者、ニューヨーク特派員などとして活躍。とくに精力を傾けた「『黄色い血』追放キャンペーン」では、日本の献血制度確立に多大な貢献を果たす。71年に退社し、フリーのノンフィクション作家となる。84年には、先輩記者・立松和博氏が検察内部の権力闘争に巻き込まれて逮捕され、新聞社が弱体化し変質してゆく姿を描いた『不当逮捕』で、講談社ノンフィクション賞を受賞する。主な作品に『誘拐』『私戦』『村が消えた』『疵 花形敬とその時代』『我、拗ね者として生涯を閉ず』など。2004年12月、多臓器不全のため死亡。享年71