内容紹介
「僕たちが外国から受け入れたものは、矛盾をうんでいる。その皺よせは家の中へ来るさ」
妻の情事と病。子供たちの離反。
夫は崩れゆく家庭をつなぎ止めようと、進行する悲劇とは裏腹に喜劇を演じ続ける。
鬼才の文名を決定づけた、戦後文学の金字塔。
製品情報
製品名 | 抱擁家族 |
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著者名 | 著:小島 信夫 |
発売日 | 2016年12月10日 |
価格 | 定価 : 本体1,300円(税別) |
ISBN | 978-4-06-295510-2 |
判型 | 小B6 |
ページ数 | 304ページ |
シリーズ | 講談社文芸文庫ワイド |
初出 | 本書は、1988年2月に講談社文芸文庫より刊行された『抱擁家族』の版面を拡大したワイド版です。同書の底本には、講談社刊『現代の文学16 小島信夫』(1972年12月刊)を使用しました。 |