大切な人の死を知る度に、時計の針は何度でも過去へと巻き戻る。「親友や家族が世界から消失する」というあまりにも大きな代償とともに――。幼馴染の織原芹愛の死を回避したい杵城綜士と、想い人を救いたい鈴鹿雛美だったが、願いも虚しく残酷な時間遡行は繰り返される。雛美が頑なにつき通していた「嘘」、そしてもう一人のタイムリーパーの存在がループを断ち切る鍵となるのか!?
1981年生まれ。第16回電撃小説大賞選考委員奨励賞を受賞しデビュー。
「君と時計」シリーズ四冊合本版
君と時計と雛の嘘
君と時計と塔の雨
君と時計と嘘の塔