内容紹介
紙問屋の大店でさんざん甘やかされて育った円九郎は、悪友の菊三郎、金吾にそそのかされて賽銭泥棒したり、悪さばかり。ついに実家を追い出され、皆塵堂に居候することになったが、気合いばかりで失敗ばかり。おまけに黒い影や生首を見たり、恐怖におののく。そして、菊三郎が溺死したと金吾が報せに来る。誰かに恨みは買っていても不思議ではない円九郎に危機迫る。皆塵堂の伊平次たちは、放蕩息子の円九郎を再生できるのか?
目次
- 三人の放蕩息子
- 欠けた水瓶
- 留守番の夜
- 幽霊の不思議
- 襲う影
- あとがき
製品情報
製品名 | 影憑き 古道具屋 皆塵堂 |
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著者名 | 著:輪渡 颯介 |
発売日 | 2017年11月15日 |
価格 | 定価 : 本体640円(税別) |
ISBN | 978-4-06-293797-9 |
判型 | A6 |
ページ数 | 304ページ |
シリーズ | 講談社文庫 |
初出 | 本書は2015年11月に小社より単行本として刊行されたものです。 |