隠された牙 森林保護官 樋口孝也の事件簿

講談社文庫
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  • 電子あり
隠された牙 森林保護官 樋口孝也の事件簿
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内容紹介

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目次

  • 北海道森林事務局日高支所に勤務する二人の森林保護官。愛想はないが頼れる男・山崎とその部下・樋口孝也。前作『光る牙』で羆との死闘を繰り広げた二人が、森林事務所に日々持ち込まれる事件と対峙するミステリータッチの連作短編集。
  • *ニホンザリガニの保護に執念を燃やす自然団体の男。その裏側にある暗い炎のとは……。「砕けた爪」
  • *頻発するエゾシカと車の接触事故。心優しきラーメン屋の主人は、あるトラブルに巻き込まれてしまう……「溢れる森」
  • *林道計画の撤回を求め、抵抗運動を続ける男。山に生きる男の先にあるものは……「土葬」
  • *丹精込めて育てたサラブレットの怪死事件が連続する、羆の食害が疑われたが山崎と孝也はどうしても納得できなかった……「隠された牙」(表題作)
  • *オロマップ:北海道の日高山脈の南麓に吹く強風。山崎のむすめ・さゆみが連絡を絶った。わずかな頼りからその足取りを追い、孝也はオオワシの飛来地へと向かう……「オロマップ」
  • *降海型の虹鱒が住むという秘密のポイント・十二ノ沢に、孝也は向かう。そこで出会った謎の男と孝也は釣り勝負をするが……「波打つ背」
  •  北海道の駐屯地所属の元自衛官・行動派作家が大自然に生きる人の姿を活写する、ネイチャー・アクション・ノヴェルの誕生。

製品情報

製品名 隠された牙 森林保護官 樋口孝也の事件簿
著者名 著:吉村 龍一
発売日 2017年05月16日
価格 定価:660円(本体600円)
ISBN 978-4-06-293651-4
判型 A6
ページ数 240ページ
シリーズ 講談社文庫
初出 本書は2014年6月に、小社より刊行された単行本『オロマップ 森林保護官 樋口孝也』を、改題、一部加筆したものです。

著者紹介

著:吉村 龍一(ヨシムラ リュウイチ)

吉村龍一(よしむら りゅういち)1967年、山形県南陽市出身。高校卒業後自衛隊に入隊し、陸上自衛隊施設科隊員として勤務。除隊後、近畿大学豊岡短期大学卒業。2011年、「焔火」にて、第6回小説現代長編新人賞を受賞してデビュー。単行本として刊行された。2013年、第2作目『光る牙』を刊行、同作は第16回大藪春彦賞候補作となる。そのほかの著書に『旅のおわりは』(集英社文庫)がある。

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