内容紹介
不朽の名作冒険小説、待望の文庫化! 塔に幽閉された仮面の男の秘密、パリを恐怖に陥れる悪党との戦い、そして陰謀……。異国からやって来た少女が真相に迫る! 多くの読者の心をつかみ続ける田中芳樹作品の面白さ、ここに凝縮!!
時は1830年、冬のパリ。
カナダから来た少女コリンヌは
父の不名誉を拭うため
「ライン河までいき、双角獣(ツヴァイホルン)の塔に幽閉されている
人物の正体をしらべよ」という老伯爵の難題に挑む。
塔の仮面の男は死んだはずのナポレオン!?
酔いどれ剣士、カリブの海賊王、若き自称天才作家と共に
少女は謎に満ちた冒険の旅へ。
大冒険、波瀾万丈、恐ろしい陰謀、ドラマチックな剣劇、
大いなる秘密、暗躍する悪党、ロマンス――
こういった言葉のどれか一つでも気になる人は、
ぜひこの『ラインの虜囚』を読んでいただきたい。
何故なら、そうした要素がすべて詰まった、
珠玉の歴史冒険小説だからだ。――二階堂黎人(解説より)
目次
- 第一章
- コリンヌは奇妙な命令を受け
- パリで勇敢な仲間をあつめる
- 第二章
- コリンヌは東へと馬を走らせ
- 昼も夜も危険な旅をつづける
- 第三章
- コリンヌはライン河に着き
- 四人で百二十人の敵と戦う
- 第四章
- コリンヌはライン河を渡り
- 双角獣(ツヴァイホルン)の塔までたどりつく
- 第五章
- コリンヌは塔に登って
- 謎の虜囚の正体を知る
- 第六章
- コリンヌはパリに帰り
- 意外な真相に直面する
- 読者の皆さんへ(ミステリーランド版)
- ノベルス版あとがき
- 解説 二階堂黎人
製品情報
製品名 | ラインの虜囚 |
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著者名 | 著:田中 芳樹 |
発売日 | 2017年01月13日 |
価格 | 定価 : 本体620円(税別) |
ISBN | 978-4-06-293576-0 |
判型 | A6 |
ページ数 | 304ページ |
シリーズ | 講談社文庫 |
初出 | 本書は2005年7月に小社より「ミステリーランド」として、2012年10月に講談社ノベルスとして刊行されたものです。 |