内容紹介
村上和久は孫に腎臓を移植しようとするが、検査の結果、適さないことが分かる。和久は兄の竜彦に移植を頼むが、検査さえも頑なに拒絶する兄の態度に違和感を覚える。中国残留孤児の兄が永住帰国をした際、既に失明していた和久は兄の顔を確認していない。27年間、兄だと信じていた男は偽者なのではないか――。全盲の和久が、兄の正体に迫るべく真相を追う。
村上和久は孫に腎臓を移植しようとするが、検査の結果、適さないことが分かる。和久は兄の竜彦に移植を頼むが、検査さえも頑なに拒絶する兄の態度に違和感を覚える。中国残留孤児の兄が永住帰国をした際、既に失明していた和久は兄の顔を確認していない。
27年間、兄だと信じていた男は偽者なのではないか――。
全盲の和久が、兄の正体に迫るべく真相を追う。
製品情報
製品名 | 闇に香る嘘 |
---|---|
著者名 | 著:下村 敦史 |
発売日 | 2016年08月11日 |
価格 | 定価 : 本体780円(税別) |
ISBN | 978-4-06-293482-4 |
判型 | A6 |
ページ数 | 448ページ |
シリーズ | 講談社文庫 |
初出 | 本書は2014年8月に、単行本として小社より刊行されました。文庫化にあたり、加筆・修正しました。 |