内容紹介
弱小の家に生まれ、幼少期を人質として過ごした家康は、織田と同盟を組むが、家臣同然の忍従を強いられる。信長の命で堺にいるとき、本能寺の変が起きた。三河へ戻るには、明智の追っ手から逃れ、敵が潜む伊賀を越えねばならぬ。杓子定規の石川数正、武田の家臣だった穴山梅雪ら、部下たちもくせ者揃い。己の凡庸さを知る家康は、四面楚歌の状況から脱出できるのか? 本能寺の大胆仮説もふくむ大仕掛け、注目の著者の歴史小説!
目次
- 第一章 持たざる者
- 第二章 獅子身中の虫
- 第三章 まな板の鯉
- 第四章 窮鼠の賭け
製品情報
製品名 | 峠越え |
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著者名 | 著:伊東 潤 |
発売日 | 2016年08月11日 |
価格 | 定価 : 本体700円(税別) |
ISBN | 978-4-06-293456-5 |
判型 | A6 |
ページ数 | 336ページ |
シリーズ | 講談社文庫 |
初出 | 本書は2014年1月に小社より単行本として刊行されました。 |