オリンピック出場を目指すボート選手の遺体が、テムズ川で発見された。被害者は、ロンドン警視庁の女性警部。容疑者は次々と浮上した。コーチ、前夫、ボート仲間、そして警察幹部。捜査を任されたキンケイド警視は、「新妻」ジェマの協力を得て、事件の核心に迫る。重厚かつ多層的なストーリー。驚愕の結末。
米国テキサス州ダラス生まれ。後に英国に移り、スコットランド、イングランド各地に住む。現在は再び故郷・ダラス近郊で暮らす。代表作のダンカン・キンケイドとジェマ・ジェイムスのシリーズは、米英のほか、ドイツ・イタリア・ノルウェー・オランダ・トルコでも翻訳され、人気を呼んでいる。
名古屋市生まれ。東京外国語大学英米語学科卒業。訳書に警視キンケイドシリーズ既刊13作(講談社文庫)のほか、『わたしはマララ─教育のために立ち上がり、タリバンに撃たれた少女』(金原瑞人との共著)、『アルバート、故郷へ帰る』『マララさん こんにちは』『赤毛のアン』、『新訳オズの魔法使い』など。
警視の慟哭
警視の謀略
警視の哀歌
警視の因縁
警視の偽装
警視の覚悟
警視の孤独
警視の週末
警視の不信
警視の予感