内容紹介
霧の早朝、私と鮭川は声を持たない聡明な赤目姫と三人でボートに乗っていた。目指す屋敷で、チベットで、ナイアガラで。私たちの意識は混線し、視点は時空を行き来し、やがて自分が誰なのかもわからなくなっていく--。これは幻想小説かSFか? 百年シリーズ最終作にして、森ファン熱狂の最高傑作!
目次
- 第1章 廉潔の館へ
- 第2章 翠霞の宮殿へ
- 第3章 紫の朱を奪う
- 第4章 形而下の浸透とその法則性
- 第5章 疑念の振動とその不規則性
- 第6章 虚数のように軽やかに
- 第7章 天知る地知る
- 第8章 麗しき天倪
- 第9章 熟せずして青枯らび
- 第10章 紅塵を逃れるに迅
- 第11章 座して星原を見る
- 第12章 シルーノベラスコイヤ
- 第13章 フォーハンドレッドシーズンズ
- 解説:冬木糸一
- 著作リスト
製品情報
製品名 | 赤目姫の潮解 LADY SCARLET EYES AND HER DELIQUESCENCE |
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著者名 | 著:森 博嗣 |
発売日 | 2016年07月15日 |
価格 | 定価 : 本体700円(税別) |
ISBN | 978-4-06-293443-5 |
判型 | A6 |
ページ数 | 368ページ |
シリーズ | 講談社文庫 |
初出 | 本書は、2013年7月に小社より単行本として刊行されました。 |