幼子を預けたまま、妻が蒸発した。行方を探す弁護士の夫も姿を消し、後日、他殺体で発見された。女性警部補・ジェマは、遺児シャーロットの面倒を見つつ、婚約者のキンケイド警視と共に、惨劇の真相に迫る。ロンドンを舞台に解きほぐされる、奇怪な人間模様。情と血が導いた「事件」と「結婚」の意外な結末。
米国テキサス州ダラス生まれ。後に英国に移り、スコットランド、イングランド各地に住む。現在は再び故郷・ダラスで暮らす。代表作のダンカン・キンケイドとジェマ・ジェイムスのシリーズは、米英のほか、ドイツ・イタリア・ノルウェー・オランダ・トルコでも翻訳され、人気を呼んでいる。
名古屋市生まれ。東京外国語大学英米語学科卒業。訳書に警視キンケイドシリーズ既刊12作(講談社文庫)のほか、『わたしはマララー教育のために立ち上がり、タリバンに撃たれた少女』(金原端人との共著)、『マララさん こんにちは』『赤毛のアン』(西村書店)、『新訳オズの魔法使い』(集英社)など。
警視の慟哭
警視の謀略
警視の哀歌
警視の挑戦
警視の偽装
警視の覚悟
警視の孤独
警視の週末
警視の不信
警視の予感