内容紹介
十三歳で遊女となるべく売られた少女。"緋桜"と名付けられ、身を置いた世界は苦痛悲哀余りある生き地獄だった。戦前、戦中、戦後、三つの時代の謎の身投げの真相は"幽女"の仕業か、何者かの為せる業か。謎と怪異に満ちる地方の遊郭を舞台に、ミステリランキングを席巻した"刀城言耶"シリーズ第六長編、文庫降臨。
戦前から戦後に跨る遊廓の謎。刀城言耶第六長編。
身を売られ花魁となった少女の壮絶な日記。得体の知れぬ幽女が彷徨う遊郭で連続する怪死。三つの時代を越えて描かれる妖しくも哀しき廓町。ミステリランキングで話題騒然となった"刀城言耶"シリーズ最新長編! 解説 皆川博子 装画 村田 修
闇溢れ出す遊郭。其処は涙と血と悲鳴の最早冥界。
十三歳で遊女となるべく売られた少女。"緋桜"と名付けられ、身を置いた世界は苦痛悲哀余りある生き地獄だった。戦前、戦中、戦後、三つの時代の謎の身投げの真相は"幽女"の仕業か、何者かの為せる業か。謎と怪異に満ちる地方の遊郭を舞台に、ミステリランキングを席巻した"刀城言耶"シリーズ第六長編、文庫降臨。
目次
- はじめに
- 第一部 花魁──初代緋桜の日記
- 第二部 女将──半藤優子の語り
- 第三部 作家──佐古荘介の原稿
- 第四部 探偵──刀城言耶の解釈
- 追 記
製品情報
製品名 | 幽女の如き怨むもの |
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著者名 | 著:三津田 信三 |
発売日 | 2015年06月12日 |
価格 | 定価 : 本体1,150円(税別) |
ISBN | 978-4-06-293094-9 |
判型 | A6 |
ページ数 | 736ページ |
シリーズ | 講談社文庫 |
初出 | 本書は2012年4月、原書房より単行本として刊行されました。 |