生類をめぐる政治――元禄のフォークロア

講談社学術文庫
ショウルイヲメグルセイジ
  • 電子あり
生類をめぐる政治――元禄のフォークロア
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内容紹介

動物の殺生を禁じ、特に犬の愛護を強いて民衆を苦しめたとされる徳川五代将軍・綱吉。しかしそれは本当に将軍個人の思いつき=愚行にすぎなかったのか。「鉄砲改め」や捨子・捨牛馬の禁止などを含み「生類憐み令」と総称される政策が、当時の社会的要請に応えて発せられたことを論じ、「自然と人間の歴史」のなかで「元禄という時代」の意味を捉え直す。


<御犬様>政策は、将軍の単なる「愚行」だったのか?
「諸国鉄砲改め」や、捨子・捨牛馬の禁止などを含む「生類憐み令」の真意とは。元禄時代と綱吉政権への見方を一新した名著。

動物の殺生を禁じ、特に犬の愛護を強いて民衆を苦しめたとされる徳川五代将軍・綱吉。しかしそれは本当に将軍個人の思いつき=愚行にすぎなかったのか。「鉄砲改め」や捨子・捨牛馬の禁止などを含み「生類憐み令」と総称される政策が、当時の社会的要請に応えて発せられたことを論じ、「自然と人間の歴史」のなかで「元禄という時代」の意味を捉え直す。

※本書の原本は、1983年に平凡社より刊行され、その後、1993年に平凡社ライブラリー版として刊行されました。

目次

  • 農具としての鉄砲
  •  1 綱吉の鉄砲改め
  •  2 村への鉄砲普及
  •  3 生類憐み政策のもとで
  •  4 村の鉄砲その後
  • 御鷹と百姓
  •  1 鷹か鉄砲か
  •  2 綱吉の鷹政策
  •  3 鷹狩復興の条件
  • 御犬様始末
  •  1 食犬習俗と鷹の餌
  •  2 「封建的犬所有」
  •  3 犬小屋か野犬か
  • 捨子・捨牛馬
  •  1 捨馬禁令
  •  2 捨子の運命
  •  3 元禄という時代
  • 生類概念と鳥獣害――人獣交渉史断章
  • あとがき

製品情報

製品名 生類をめぐる政治――元禄のフォークロア
著者名 著:塚本 学
発売日 2013年02月13日
価格 定価:1,100円(本体1,000円)
ISBN 978-4-06-292155-8
通巻番号 2155
判型 A6
ページ数 320ページ
シリーズ 講談社学術文庫
初出 本書の原本は、1983年に平凡社より刊行され、その後、1993年に平凡社ライブラリー版として刊行された。

著者紹介

著:塚本 学(ツカモト マナブ)

1927年福岡県生まれ。東京大学文学部卒業。高校教諭や信州大学教授,国立歴史民俗博物館教授を経て,国立歴史民俗博物館名誉教授。専攻は日本近世史,地方史。主な著書に『徳川綱吉』『近世再考』『村の生活文化』『江戸時代人と動物』『都会と田舎』『生きることの近世史』『塚本明毅』ほか。

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