内容紹介
+ もっとみる
目次
- はじめに
- 第一章 マフィアの誕生
- 1 名誉とオメルタ
- シチリア人の心理的メカニズム/オメルタ(沈黙)とは/マフィア精神/他
- 2 農村から都市へ
- マフィアの誕生と発展/大土地所有者とガベロットの関係/他
- 第二章 マフィア王国の成立
- 1 幼虫から蝶へ
- 義務兵役制への抵抗/「セッテ・エ・メッゾ」の反乱/シチリア調査議会委員会の発足/他
- 2 ノタルバルトロ殺人事件
- シチリア銀行の腐敗/モンテチトーリオのアスカリ/パリツォーロの裁判/他
- 3 「シチリア・ファッシ」
- シチリア最初の組織的民衆運動/「シチリア・ファッシ」とマフィアの関係/他
- 4 初代の大ボス、ドン・ヴィート
- ボスの中のボス/犯罪組織「マーノ・ネーラ」/アメリカ人警察官ジョゼフ・ペトロジーノ殺人事件/他
- 第三章 ファシズムとマフィア
- 1 マフィアとファシズムの共存期
- 山賊とマフィア/第一次世界大戦後の社会・政治混乱とファシズムの誕生/他
- 2 ファシズムのマフィア撲滅政策
- 「鉄の知事」モーリ/ガンジ村の山賊一掃/マフィア撲滅作戦/他
- 第四章 シチリア独立運動と山賊とマフィア
- 1 連合軍シチリア上陸作戦への協力
- ハスキー作戦/連合軍政府とマフィア/ラッキー・ルチアーノ伝説/他
- 2 シチリア独立運動
- 「シチリア民族」という意識/フィノッキアーロ・アプリーレの指導/他
- 3 山賊ジュリアーノの生涯
- 第二次世界大戦後の経済・社会混乱/「モンテレープレの王」/他
- 第五章 企業家としてのマフィア
- 1 大土地所有制は死に、マフィアは生き残った
- ナヴァーラとリッジオの抗争/新旧マフィア/跡目を継いだジェンコ・ルッソ
- 2 シチリア・マフィアと「コーザ・ノストラ」の連携
- 一九五七年のトップ会議/ルチアーノとカモルラの接近/若いボスたちの登場/他
- 主要参考文献
- あとがき
- 学術文庫版あとがき
製品情報
製品名 | シチリア・マフィアの世界 |
---|---|
著者名 | 著:藤澤 房俊 |
発売日 | 2009年10月14日 |
価格 | 定価:1,287円(本体1,170円) |
ISBN | 978-4-06-291965-4 |
通巻番号 | 1965 |
判型 | A6 |
ページ数 | 272ページ |
シリーズ | 講談社学術文庫 |
初出 | 原本は、1988年12月、中央公論社から刊行された。 |