内容紹介
師と仰ぐ賀茂真淵との生涯一度きりの対面=「松坂の夜」以来、刻苦勉励を重ねること35年。寛政10年(1798)、畢生の大作『古事記伝』を仕上げた宣長は、古学の入門書『うひ山ぶみ』を一気に書き上げた。古学の扱う範囲、学ぶ者の心構え、学問のあるべき姿、契沖に始まる近世古学の歴史的意味、古学の目的とその研究方法など、国学の大人(うし)が初学者に授けた学びの要諦とは?(講談社学術文庫)
国学の大偉人が弟子に教えた学問の要諦とは。「からごころ」を排して「やまとたましい」を堅持することで、真実の「いにしえの道」へと至ることが学問の道である。契沖に始まる国学の目的と方法を説く入門書。
目次
- 『うひ山ぶみ』解説
- 『うひ山ぶみ』総論
- 『うひ山ぶみ』各論
製品情報
製品名 | 本居宣長「うひ山ぶみ」 |
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著者名 | その他:白石 良夫 |
発売日 | 2009年04月14日 |
価格 | 定価 : 本体930円(税別) |
ISBN | 978-4-06-291943-2 |
通巻番号 | 1943 |
判型 | A6 |
ページ数 | 256ページ |
シリーズ | 講談社学術文庫 |
初出 | 「本居宣長『うひ山ぶみ』全読解」(右文書院、2003年)のうち、『うひ山ぶみ』本文・注釈・口語訳を改訂し、構成を変更して、あらたに「解説」を執筆したもの。 |