内容紹介
芥川賞受賞作「アメリカン・スクール」から戦後文学の金字塔といわれる「抱擁家族」までの十年間の短篇作品を精選。この間、アメリカ留学、家の新築、妻の手術、妻の死、再婚と、著者自身へもめまぐるしい「事件」が生じ、〈関係〉をめぐるドラマが主題となる。見知らぬ男からの一方的な関係、監禁という関係、友人の中にいる異質な友との関係、友人と妻の姦通……。「抱擁家族」へとなだれ込む、貴重な短篇集。
芥川賞受賞作「アメリカン・スクール」から戦後文学の
金字塔といわれる「抱擁家族」までの十年間の短篇作品を精選。
この間、アメリカ留学、家の新築、妻の手術、妻の死、再婚と、
著者自身へもめまぐるしい「事件」が生じ、〈関係〉をめぐる
ドラマが主題となる。見知らぬ男からの一方的な関係、監禁という関係、
友人の中にいる異質な友との関係、友人と妻の姦通……。
「抱擁家族」へとなだれ込む、貴重な短篇集。
目次
- 声
- ある掃除夫の観察
- 遅れる男
- 草ぼうきの唄
- 家と家のあいだ
- ある作家の手記
- 棲処
- 洪水
- 靴の話
- 眼
- 獣医回診
製品情報
製品名 | 靴の話/眼 小島信夫家族小説集 |
---|---|
著者名 | 著:小島 信夫 |
発売日 | 2015年01月10日 |
価格 | 定価 : 本体1,650円(税別) |
ISBN | 978-4-06-290256-4 |
判型 | A6 |
ページ数 | 352ページ |
シリーズ | 講談社文芸文庫 |
初出 | 本書は冬樹社刊『靴の話/眼』(1973年12月)を底本としました。 |