内容紹介
黄昏と暁闇、反射と点滅など、光を主題としたエセー。「文学」とは光であることを、稀代の表現者が知性と感性を尽くして綴る、珠玉編ーー黄昏と暁闇、反射と点滅、傷と紐、月と放心、死……モンテーニュ『エセー』にいざなわれ、心をよぎる思いを、筆に随うままに綴った、<光>をめぐる15の変奏。ゴダール、スタンダール、ボードレール、シェイクスピア、吉田健一、西脇順三郎、李白、バルト、アンデルセン……。先人たちのイメージと自らの知性と悟性と感性で、光=言葉が生まれる一瞬を描写した、思索と詩魂の結晶。
製品情報
製品名 | 青天有月 エセー |
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著者名 | 著:松浦 寿輝 |
発売日 | 2014年02月11日 |
価格 | 定価 : 本体1,700円(税別) |
ISBN | 978-4-06-290221-2 |
判型 | A6 |
ページ数 | 320ページ |
シリーズ | 講談社文芸文庫 |
初出 | 1996年12月刊『青天有月 エセー』(思潮社)を底本とした。本文中明らかな誤記、誤植は訂正し、原則として新字仮名を使用、また多少ルビを加えた。 |