内容紹介
虚無とアイロニーをまとい、人生の不条理を見つめ続けた異色の戦後派作家、梅崎春生。『桜島』『日の果て』で戦時の極限下における心象を、『蜆』『ボロ屋の春秋』で市井にひそむ人間の本質を描いた著者が、過去の戦争と現在の日常とを
緻密な構成でゆるぎなく繋ぎあげた、晩年の集大成。芸術選奨受賞作。
製品情報
製品名 | 狂い凧 |
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著者名 | 著:梅崎 春生 |
発売日 | 2013年10月11日 |
価格 | 定価 : 本体1,400円(税別) |
ISBN | 978-4-06-290210-6 |
判型 | A6 |
ページ数 | 288ページ |
シリーズ | 講談社文芸文庫 |
初出 | 1967年新潮社刊「梅崎春生全集」第六巻を底本とし、多少ふりがなを加えたもの。 |