内容紹介
江藤文学への最高の入門書。『漱石とその時代』執筆当時に行った、若き著者の知性とユーモア溢れる講演録。表題作の他「転換期の指導者像」「英語と私」など、全6編ーーアメリカから帰国し、名作『漱石とその時代』を準備中の、1968年から69年にかけて行われた若き日の6つの講演。現代における真の「英知」とは何か……歴史を探り、人物を語り、表現の謎に迫り、大学や国際化の意味を問う。軽妙なユーモアと明快な論理、臨場感あふれる語り口で、読者を一気に江藤文学の核心へといざなう。多くの復刊待望の応え、甦った歴史的名講演集。
※本書は、講談社文庫『考えるよろこび』(1974年9月)を底本としました。
目次
- 考えるよろこび
- 転換期の指導者像――勝海舟について
- 二つのナショナリズム――国家理性と民族感情
- 女と文章
- 英語と私
- 大学と近代――慶応義塾塾生のために
製品情報
製品名 | 考えるよろこび |
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著者名 | 著:江藤 淳 |
発売日 | 2013年10月11日 |
価格 | 定価 : 本体1,400円(税別) |
ISBN | 978-4-06-290209-0 |
判型 | A6 |
ページ数 | 272ページ |
シリーズ | 講談社文芸文庫 |
初出 | 講談社文庫「考えるよろこび」(1974年9月)を底本としたもの。 |