内容紹介
ベトナム戦争時に特派員として滞在した著者が、小説で描いたベトナムの明と暗を網羅。
戦争に生きることを深く見つめる作品集。
※本書では、以下のものを底本としました。
「向う側」は『日野啓三短篇選集上巻』(1996年12月、読売新聞社)、「ヤモリの部屋」は『風の地平』(1976年4月、中央公論社)、「林でない林」は『どこでもないどこか』(1990年9月、福武書店)、「悪夢の彼方」は『日野啓三自選エッセイ集 魂の光景』(1998年12月、集英社)、「“向う側”ということ」は『都市という新しい自然』(1988年8月、読売新聞社)、それ以外の作品は、それぞれの末尾に示した初出誌に拠りました。
目次
- 1
- 向う側
- 広場
- 炎
- 地下へ
- デルタにて
- 対岸
- ヤモリの部屋
- サイゴンの老人
- 林でない林
- 2
- 悪夢の彼方――ベトナムの夜の底で
- “向う側”ということ
製品情報
製品名 | 地下へ/サイゴンの老人 ベトナム全短篇集 |
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著者名 | 著:日野 啓三 |
発売日 | 2013年08月10日 |
価格 | 定価 : 本体1,600円(税別) |
ISBN | 978-4-06-290202-1 |
判型 | A6 |
ページ数 | 352ページ |
シリーズ | 講談社文芸文庫 |
初出 | 底本、初出は収録作品参照。 |