内容紹介
眼の手術後、異様に研ぎ澄まされていく感覚の中で、世界が、時空が変貌を遂げていく。現代文学の極北を行く著者の真骨頂を示す連作集。「夜明けまで」「晴れた眼」「白い糸杉」「犬の道」「朝の客」「日や月や」「苺」「初時雨」「年末」「火の手」「知らぬ唄」「聖耳」
文学の可能性を拓く連作短篇集
骨の髄まで文学に浸る。
眼の手術後、異様に研ぎ澄まされていく感覚の中で、世界が、時空が変貌を遂げていく。現代文学の極北を行く著者の真骨頂を示す連作集。
※本書は、2000年9月刊『聖耳』(講談社刊)を底本としました。
目次
- 夜明けまで
- 晴れた眼
- 白い糸杉
- 犬の道
- 朝の客
- 日や月や
- 苺
- 初時雨
- 年末
- 火の手
- 知らぬ唄
- 聖耳
製品情報
製品名 | 聖耳 |
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著者名 | 著:古井 由吉 |
発売日 | 2013年06月11日 |
価格 | 定価 : 本体1,500円(税別) |
ISBN | 978-4-06-290198-7 |
判型 | A6 |
ページ数 | 336ページ |
シリーズ | 講談社文芸文庫 |
初出 | 2000年9月刊「聖耳」(講談社刊)を底本とした。本文中明らかな誤記、誤植と思われる箇所は正したが、原則として底本に従い、多少ルビを加えた。 |