小さな部屋・明日泣く

講談社文芸文庫
チイサナヘヤアスナク
  • 電子あり
小さな部屋・明日泣く
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内容紹介

朽ちかけた貸部屋に我物顔に出入りする猫、鼠、虫たち。いつしか青年は、凄まじい〈部屋〉を自分と同じ細胞をもつ存在と感じ熱愛し始める――没後10年目に発見された色川武大名義の幻の処女作「小さな部屋」、名曲「アイル・クライ・トゥモロウ」そのままの流転の人生を辿る女を陰影深く描く「明日泣く」など12篇。戦後の巷を常に無頼として生きながら、文学への志を性根にすえて書いた色川武大の原質とその変貌を示す精選集。


心優しき無頼派・色川武大。幻の処女作から没年作まで秀作12を精選。
朽ちかけた貸部屋に、わがもの顔に出入りする猫、鼠、虫たち。いつしか青年は、凄まじい<部屋>を自分と同じ細胞をもつ存在と感じ熱愛し始める――没後10年目に発見された色川武大名義の幻の処女作「小さな部屋」、名曲「アイル・クライ・トゥモロウ」そのままの流転の人生を辿る女を陰影深く描く「明日泣く」など12篇。戦後の巷を常に無頼として生きながら、文学への志を性根にすえて書いた色川武大の原質とその変貌を示す精選集。

内藤誠(映画監督)
高度成長とバブルのばか騒ぎも体験したあとで、あらためて色川武大が書いたものを読んでいると、いまさらながら、彼の作品に出てくる異能の登場人物たちになんとも言えぬ懐かしさをおぼえる。(略)人生の大半を大学生として過ごしてきたという友人だとか、さしたる理由もないのに平然と作家宅に居候をきめこむ人物などを、彼らのあるがままに受け入れて、魅力的な存在にしてしまう、色川文学のスケールに、わたしたちは虚実をこえて読みふけるのである。――<「解説」より>

※本書に収録した作品のうち、「小さな部屋」は「文学界」(1999年5月号)を、その他の作品は、福武書店刊『色川武大 阿佐田哲也全集』第1巻、第3巻、第5巻(1991年11月、12月、1992年7月)を底本として使用しました。

製品情報

製品名 小さな部屋・明日泣く
著者名 著:色川 武大
発売日 2011年01月08日
価格 定価:1,540円(本体1,400円)
ISBN 978-4-06-290110-9
判型 A6
ページ数 288ページ
シリーズ 講談社文芸文庫
初出 収録した作品のうち、「小さな部屋」は『文学界』(1999年5月号)を、その他の作品は、福武書店刊「色川武大 阿佐田哲也全集」第1巻、第3巻、第5巻(1991年11月、12月、1992年7月)を底本として使用し、明らかな誤記誤植と思われる箇所は正したが、原則として底本に従った。

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