内容紹介
昭和50年、野間文芸賞を受賞した回想記『あの日この日』に収めることのできなかった、とっておきのエピソードをまとめた「こぼれ話」を中心に、小田原・下曾我の自宅周辺の草木の観察から、公害問題や文明観への言及、また、尾崎士郎、檀一雄、浅見淵、大岡昇平、木山捷平ら文学者の思い出など、随筆57篇を収録。身近な自然を愛し、老いの日々を淡々と生きる著者晩年の、深い人生観照にもとづく滋味深い一冊。
深い人生観照にもとづく、著者晩年の随筆集 小田原下曽我で暮らす日々の雑感から、若き日の回想、志賀直哉、武者小路実篤、木山捷平ら文学者の思い出、自作についてなど、ユーモアただよう珠玉の随筆58篇
製品情報
製品名 | 単線の駅 |
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著者名 | 著:尾崎 一雄 |
発売日 | 2008年10月12日 |
価格 | 定価 : 本体1,400円(税別) |
ISBN | 978-4-06-290027-0 |
判型 | A6 |
ページ数 | 304ページ |
シリーズ | 講談社文芸文庫 |
初出 | 講談社刊「単線の駅」(1976年11月)を底本とし、明らかな誤植と思われる箇所は正したが、原則として底本に従った。 |