内容紹介
日本文化の核を育み、社会の階層をかき回した、渾沌と沸騰の200年! 豊かな乱世の絢爛たる文化ーー
日本の歴史の中でも室町時代の200年ほど、混乱の極みを見せた時代はなかった。が、一方では、その「豊かな乱世」は、生け花、茶の湯、連歌、水墨画、能・狂言、作庭など、今日の日本文化の核をなす偉大な趣味が創造された時代でもあり、まさに日本のルネサンスというべき様相を呈していた。史上に際立つ輝かしい乱世を、足利尊氏や織田信長らの多彩な人物像を活写しつつ、独自の視点で鮮やかに照射する。
製品情報
製品名 | 室町記 |
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著者名 | 著:山崎 正和 |
発売日 | 2008年09月12日 |
価格 | 定価 : 本体1,400円(税別) |
ISBN | 978-4-06-290026-3 |
判型 | A6 |
ページ数 | 272ページ |
シリーズ | 講談社文芸文庫 |
初出 | 「室町記」(1985年2月、講談社文庫刊)を底本とした。明らかな誤植と思われる箇所は正し、振り仮名を適宜、増減したが、原則として底本に従った。 |