中高年ブラック派遣 人材派遣業界の闇

講談社現代新書
チュウコウネンブラックハケンジンザイハケンギョウカイノヤミ
  • 電子あり
中高年ブラック派遣 人材派遣業界の闇
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内容紹介

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目次

  • はじめに――奴隷派遣の現場
  • 第1章 人材派遣という名の「人間キャッチボール」
  • ――「いい年して、どうして人並みのことができないんだ!?」
  • 迷走する労働行政/元祖はドヤ街の手配師/政府・財界による労働者の流動化政策/派遣はエレベータ使用禁止/監禁労働のタコ部屋/悪意の果ての無駄/人材派遣会社のシステム/派遣労働者は保護されているか/派遣労働者使い捨ての「待機」/人材派遣会社・社員の異常な高収入/求人サイトの矜持と責任/近年稀に見る悪法/中高年が職に就けない現実/「年齢制限なし」の「裏メッセージ」/「三種の辛技」/労働基準法に刃向う労働者派遣法 ほか
  • 第2章 人材派遣が生んだ奴隷労働の職場
  • ――ノロウイルス感染者に「大丈夫ですから勤務に行って」
  • 極限まで単純化された派遣労働/巨大ダンボール箱と格闘した中高年の「善意」/人材派遣の定番「ピッキング」で実はトラブル続出/カゴテナーと接触して負傷/出勤確認連絡/マニュアルによる効率化は本当か/未登録でも派遣する人材派遣会社がある/現代の派遣切り「お父さん、酒臭いよ」/中高年は美術品が似合わない?/二重帳簿ならぬ二重マニュアル/人材派遣会社の女性社員が必死なワケ ほか
  • 第3章 人材派遣の危険な落とし穴
  • ――「もう来るなよ。てめえみてえなじじい、いらねえから」
  • 人材派遣が急拡大した本当のワケ/官公庁と自治体、外郭団体でも非正規労働が拡大/時給2000円が900円に/研修日当なし、交通費なし、最低賃金以下/人材派遣の安値受注が生んだトラブル/人材を集められない人材派遣会社/恐怖をふりまく正規社員たち/事件の現場は巨大モール/奴隷派遣は本当にお得なのか?/無責任体質/カタカナ肩書き乱発のハレーション/除夜の鐘が鳴る頃、てんやわんやの大騒ぎ/企業の稼ぐ力を削ぐ無責任人事 ほか
  • 第4章 悪質な人材派遣会社を一掃せよ
  • ――「二度と仕事紹介してもらえないよ。かわいそう」
  • 拡大する一方の非正規労働者/週5日終夜勤務/従順な派遣労働者/人材派遣を推進する識者たち/重要な情報をネグレクト/欠けている労働者保護の視点/人材派遣と景気浮揚/欧米先進国比較 ほか
  • おわりに――すぐにできる改善策の提案

製品情報

製品名 中高年ブラック派遣 人材派遣業界の闇
著者名 著:中沢 彰吾
発売日 2015年04月16日
価格 定価:880円(本体800円)
ISBN 978-4-06-288314-6
通巻番号 2314
判型 新書
ページ数 256ページ
シリーズ 講談社現代新書

著者紹介

著:中沢 彰吾(ナカザワ ショウゴ)

(なかざわ・しょうご)1956年生まれ。東京大学卒業後、1980年毎日放送(MBS)に入社し、アナウンサー、記者として勤務。2006年、身内の介護のために退社した後は、著述業に転身。著書に小説『全壊判定』(朝日新聞出版)などのほか、企画構成に携わったものに『35年間に38回のミリオンセラー〈100万個販売〉を達成した男』(講談社)、『ウルトラマンが泣いている』『向き合う力』(いずれも講談社現代新書)がある。

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