内容紹介
+ もっとみる
目次
- 序 章 『オリーブ』誕生
- 熱狂的に愛された雑誌/『ポパイ増刊』としてスタート/「根は保守的な女子大生」が初期ターゲット/アメリカかぶれだった過去/東京の女子高分類でデビュー/モデルへの憧れ
- 第一章 オリーブ伝説の始まり
- 1 一九八三年の大転換
- 妄想で書いた「トキワ松系」/謎の片仮名言葉に憧れた若者/赤文字系雑誌と『オリーブ』/迷える女子大生
- 他
- 第二章 リセエンヌ登場
- 1 オリーブ少女とツッパリ少女
- 少女であることの価値/ヤンキー臭が充満した世界の中で/少女たちのシモ事情/その後を暗示する結婚特集
- 他
- 第三章 『オリーブ』と格差社会
- 1 付属校カルチャー
- 日本の少女の戦後が終わった/街角スナップで始めた「素人の活用」/秋元康と『オリーブ』が気づいたこと/時間とお金に余裕のある高校生/「リセエンヌと付属校生」の矛盾
- 他
- 第四章 『オリーブ』とファッション
- 1 おしゃれ中毒
- 熱く真剣なファッション誌だった/「ガーリー」「かわいい」は自明ゆえ/「モテ益」に反旗をひるがえす/モード系ファッションと少女/全方位的におしゃれな女の子/「おしゃれピクニック」を決行
- 他
- 第五章 オリーブ少女の恋愛能力
- 1 非モテの源流『アンアン』
- 「モテたい」男性誌と「モテに執着しない」女性誌/『平凡パンチ女性版』から『an・an ELLE JAPON』/『アンアン』におけるリセエンヌ/「ニュートラ」に動揺した『アンアン』/モテと非モテの間で迷走/雌伏の時を経て復活した「リセエンヌ」
- 他
- 第六章 オリーブ少女の未来=現在
- 1 『オリーブ』の教え
- ファッション業界への憧れ/「真面目に努力」の時代/『オリーブ』の変質/恋愛も自分磨きの手段/原発記事も扱っていた!/少女達を誘導しようとした方向
- 他
- 終 章 オリーブの罠
- 長老感とともに引退/面白かった付属校カルチャー時代/時期と居住地で異なる「オリーブ愛」/郊外&ナチュラル路線の渋谷系時代/「センス」という新しい評価基準/異性獲得のための闘い/戦場からの敵前逃亡/“ディスカバー・オリーブ”の気運/少女達を解放してくれた雑誌
製品情報
製品名 | オリーブの罠 |
---|---|
著者名 | 著:酒井 順子 |
発売日 | 2014年11月19日 |
価格 | 定価:880円(本体800円) |
ISBN | 978-4-06-288288-0 |
通巻番号 | 2288 |
判型 | 新書 |
ページ数 | 264ページ |
シリーズ | 講談社現代新書 |