内容紹介
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目次
- はじめに――戦争シミュレーションは無意味か
- 日本の国益に直結する「米国の視点」/本書の限界/日本にはない米国の私的厚み
- 第1章 米中パワーゲームの「実態」――米国が狙う経済的利益と中国の本音
- 1 不信と悲観に満ちた中国の対米観
- 2 グローバル・コモンズという安全保障問題
- 第2章 人民解放軍の脅威――中国「A2/AD」能力の全貌
- 1 人民解放軍という組織
- 2 「海洋強国化」の背景
- 3 海軍「本当の実力」と「アキレス腱」
- 4 弱者の「切り札」
- 第3章 米軍の作戦コンセプト――「エア・シー・バトル」とは何か
- 1 エア・シー・バトルの狙いと核心
- 2 自衛隊に課せられた役割と米軍の反撃作戦
- 3 日本にとっての悪夢
- 第4章 米中衝突2030
- 1 「見えない攻撃」にさらされる日米
- 発火点としての南シナ海/2030年、「普通の国」ニッポン/見えない攻撃/中国製端末に仕込まれていたマルウェア/合理的な非合理的判断/実弾演習を装った奇襲/前方展開拠点としてのグアム
- 2 在日米軍基地を襲うミサイル攻撃
- 人民解放軍が標的とするもの/迎撃を阻んだ自衛隊のDNA/台湾軍壊滅/在日米軍基地へのミサイル攻撃/嘉手納攻撃
- 3 人民解放軍が日本上陸
- 特殊部隊によるゲリラ戦術/全国各地を襲った一斉攻撃/東京湾に敷設された機雷/割に合わない弾道ミサイル防衛/F‐22 vs.Su‐30/米中航空戦の行方/米台側の損失機数は150機/航空自衛隊の苦闘
- 4 米軍の逆襲
- 対艦弾道ミサイルASBMの脅威/無力化されたニミッツ/米軍の常識が通じない/エア・シー・バトル発動/米軍の反撃/損害評価と教訓
- おわりに――日本の安全保障のために
- 自衛隊に引き継がれている悪しき旧日本軍の伝統/「ガラパゴス化」している自衛隊/本当に必要な防衛力には投資されていない/しなやかで、したたたかな安全保障政策を
製品情報
製品名 | 米軍と人民解放軍 米国防総省の対中戦略 |
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著者名 | 著:布施 哲 |
発売日 | 2014年08月19日 |
価格 | 定価:968円(本体880円) |
ISBN | 978-4-06-288277-4 |
通巻番号 | 2277 |
判型 | 新書 |
ページ数 | 320ページ |
シリーズ | 講談社現代新書 |