内容紹介
来年の大河ドラマの主人公黒田官兵衛。その有能さは豊臣秀吉、徳川家康をも恐れさせたと言われています。本能寺の変では有名な中国大返しを実現させたなど多くのエピソードが残っていますが、それらは主として江戸時代に作られたものです。官兵衛には「軍師」という言葉がついてまわりますが、この「軍師」という言葉も戦国時代にはなく、後世につくられたものでした。本書は信頼できる史料をもとに、黒田官兵衛の実像に迫ります。
来年の大河ドラマの主人公黒田官兵衛。その有能さは、豊臣秀吉、徳川家康をも恐れさせたと言われる、戦国から江戸前期にかけての大名です。本能寺の変で、信長が斃れ悲嘆にくれる秀吉に、「天下を取る好機です」とささやき、有名な中国大返しを実現させたなど、多くのエピソードが残っています。しかし、それらは主として江戸時代に作られたものがほとんどです。官兵衛といえば、「軍師」という言葉がついてまわりますが、この「軍師」という言葉も、戦国時代にはなく、後世につくられたものだったのです。本書は、信頼できる史料をもとに、黒田官兵衛の実像に迫る一冊です。
目次
- 第一章 黒田氏の出自と父祖
- 第二章 若き官兵衛――本能寺の変まで
- 第三章 秀吉の天下統一戦争における官兵衛
- 第四章 朝鮮出兵から関ヶ原合戦へ
- 第五章 「名軍師像」誕生の背景
製品情報
製品名 | 黒田官兵衛 作られた軍師像 |
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著者名 | 著:渡邊 大門 |
発売日 | 2013年09月18日 |
価格 | 定価:880円(本体800円) |
ISBN | 978-4-06-288225-5 |
通巻番号 | 2225 |
判型 | 新書 |
ページ数 | 296ページ |
シリーズ | 講談社現代新書 |