不愉快な現実  中国の大国化、米国の戦略転換

講談社現代新書
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不愉快な現実  中国の大国化、米国の戦略転換
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内容紹介

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目次

  • 第1章 中国が超大国として米国を抜くか
  • 今日の国際政治における軍事力の重要性/米国の輸出で見れば、中国が日本より重要/金融界で進む米中対話/ミサイル防衛は機能しない etc. 
  • 第2章 東アジアに対する米国戦略の選択
  • 第一の選択──伝統的な日米関係を重視/第二の選択──米中二大大国が世界を調整/G2構想に慎重な中国/G2構想と日本の地位低下/第三の選択──オフショアー・バランシング/第四の選択──関係国で国際的枠組みの設立etc.
  • 第3章 日米同盟は日本に繁栄をもたらしたか 
  • 日本経済が米国にとって最大の脅威だった時代/日本の銀行はなぜ世界のトップの座から落ちたのか/米中の成長と日本の低成長 etc.
  • 第4章 中国の軍事戦略
  • 中国は大中華帝国の再興を望んでいるのか/中国学者の説く中国の戦略/尖閣諸島問題を米国国防省はどう見たか/空母開発の狙い etc.
  • 第5章 日本には中国との紛争を軍事的に解決する手段はない
  • 中国が尖閣諸島を占拠しても、米軍は出てこない/中国の核兵器に対し米国の「核の傘」はない/尖閣諸島の「棚上げ」と日本の国益 etc.
  • 第6章 中国が抱える課題
  • 中国が台湾を攻撃した時、米軍はどうする?/南沙諸島とASEAN諸国/中国がGDPで世界一になっても国民は豊かではない/中国は民主化するか etc.
  • 第7章 ロシア・北朝鮮にどう対応するか
  • プーチン時代の終わりの始まり/北方領土問題でロシアが譲歩しない理由/まずは北方領土の呪縛を解くことから始まる/北朝鮮への対応とは etc.
  • 第8章 戦略論で東アジアを考える
  • ノーベル賞受賞者の知恵から学ぶ/ゼロサムと非ゼロサム/紛争への五つのアプローチ/「リアリズム」から「複合的相互依存関係」へ etc.
  • 第9章 日本の生きる道──平和的手段の模索
  • 領土問題を武力紛争にしないための知恵/独仏がいまなぜ戦わないのか/ASEANの知恵に学ぶ/東アジア共同体の可能性/米国は東アジア共同体を望んでいない/実質的な複合的相互依存関係の促進へetc.

製品情報

製品名 不愉快な現実  中国の大国化、米国の戦略転換
著者名 著:孫崎 享
発売日 2012年03月16日
価格 定価:836円(本体760円)
ISBN 978-4-06-288149-4
通巻番号 2149
判型 新書
ページ数 280ページ
シリーズ 講談社現代新書

著者紹介

著:孫崎 享(マゴサキ ウケル)

1943年、旧満州国鞍山に生まれる。東京大学法学部中退後、外務省入省。英国・米国・ソ連・イラク・カナダ勤務を経て、駐ウズベキスタン大使、国際情報局長、駐イラン大使、防衛大学教授(2009年まで)を歴任。著書に『日本外交 現場からの証言──握手と微笑とイエスでいいか』(中公新書)、『日米同盟の正体──迷走する安全保障』(講談社現代新書)、『日本人のための戦略的思考入門──日米同盟を超えて』(祥伝社新書)、『日本の国境問題──尖閣・竹島・北方領土』(ちくま新書)、『情報と外交──プロが教える「情報マンの鉄則10』(PHP研究所)など。

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