内容紹介
偽史を紡ぐのは誰か? 偽書・世界征服計画の書『プロトコル』、フランス革命とメーソンの関係、新世界秩序陰謀論の論理、日本でたびたび巻き起こる震災デマ……。陰謀論という考え方は、たったひとつの視点で世界のすべてを明瞭に説明する、非常に便利な思考のフィルタである。
フランス革命はフリーメーソンの仕業?
ユダヤ人による世界支配計画の書『プロトコル』?
新世界秩序陰謀論の黒幕イルミナティ?
関東大震災や3・11は人工地震?――
「邪悪な誰かが操っている」という世界を解釈する枠組みに潜む論理と心理を読み解く。
目次
- はじめに 世界は陰謀に満ちている
- 第一章 日本――コンスピラシー・セオリー・イン・ジャパン
- 第二章 ユダヤ――近代陰謀論の誕生
- 第三章 フリーメーソン――新しい「知」への反発
- 第四章 イルミナティ――陰謀論が世界を覆う
- 第五章 アメリカ――陰謀論の最前線
- 第六章 陰謀論の論理――なぜ私たちは陰謀論を求めるのか
製品情報
製品名 | 世界の陰謀論を読み解く――ユダヤ・フリーメーソン・イルミナティ |
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著者名 | 著:辻 隆太朗 |
発売日 | 2012年02月17日 |
価格 | 定価 : 本体780円(税別) |
ISBN | 978-4-06-288146-3 |
通巻番号 | 2146 |
判型 | 新書 |
ページ数 | 304ページ |
シリーズ | 講談社現代新書 |